こんにちは。亀梨和也です。
彼女は俺の事をどう思っているか
まったくわからないんだけど
彼女は俺の事を好きと言う。
好きと言う言葉に人間悪い気はしない。
むしろ…。
切ない年頃。
平日の昼過ぎだからか店の中に客は少ない。
俺との妹、はカフェの一番奥の席に腰掛けた。
ドリンクはオーダーするとすぐにきた。
向かい合わせ、正面に座るを見つめる。
はにこりと照れくさそうに微笑んだ。
本当にに似てる…。
きっと俺くらいの歳のはこんな感じだったのかな。
それであいつがいなくなって…。
「あの、亀梨君はあの辺に住んでるんですか?」
はうわの空の俺に問い掛けた。
「え?違うよ。」
「もしかして…、彼女…が、住んでる…とか?」
は聞き難そうに小声で訊ねる。
その姿がまたかわいくて、俺はつい意地悪したくなった。
「さあ、それはどうだろ?ちゃんはどう思う?」
「え、え…。」
「どうだったら嬉しい?」
「…えっと。」
は俺の質問に戸惑っているようだ。
そして俯きながら小声で答えた。
「彼女以外なら…。」
「うん、本当に彼女の家じゃないよ。」
俺は笑いながら言った。
「本当に!!よかったぁ!」
は顔をあげ本当に嬉しそうな顔をしている。
うん、彼女じゃないよ。
でも最愛の人なんだ。
うん、彼女じゃないよ。
でも大切な人なんだ。
うん、彼女じゃないよ。
でも君のお姉ちゃんなんだ…。
本当にこの子はKAT-TUNの亀梨和也が好きなようだ。
俺はそれを確信してますます虐めたくなる。
俺との会話は俺の意地悪で進む。
「彼女とかいないんですか?」
「いないよ。」
彼女は本当にいません。
の顔がほころぶ。
「じゃあ、好きな人とかいます?」
「うん、それはいるね。」
それはいます。君のお姉ちゃんです。
の顔が曇る。
「やっぱ、そうですよね…、じゃあ、何で今日デートしようって。」
「それは好きなのが君だから?」
愚問。妹にあたる君は無条件で受け入れます。
の顔がほころぶ。
「もしかして亀梨君私で遊んでません?」
「おお!正解よくわかったね。」
は少し膨れっ面をしたがすぐ笑顔に戻り言った。
「でも、こうして亀梨君とお話してるのが夢見たい。すごく嬉しい!!」
は俺と話しているのは嬉しいだろうか?
は表情をくるくる変え、俺との空間に慣れたのか
次第に会話が弾んできた。
のマンションから出たときに俺はすぐの存在に気付いた。
の事が好きな俺はの意味不明な行動が妹のようにかわいかった。
という子がいなくなって二人になりデートしようと言ったのは
俺の事が好きと言ってくれたから。
そしてあいつに会う前のに会えるような気がして。
そして今、は俺に素直な気持ちを伝えた。
「亀梨君、こうやって話してみてファンとしてじゃなく人として亀梨君の事
好きになった。」
その一言で俺の中のの存在が妹ではなくなった。